初めてでも分かる不動産用語集

用語の頭文字

あ行

相見積もり

不動産を売却する際、1社だけでなく複数の不動産会社に売却査定(いくらで売れそうか)を依頼して、金額や対応を比較することです。損をしない家売却のために、初心者のお客様こそ実践していただきたい大切なステップです。

囲繞地

道路に全く接していないため、そのままでは外に出られない土地(袋地)を、ぐるりと囲んでいる周りの土地のことです。法律上、袋地の持ち主は「囲繞地」を通行して外に出る権利(囲繞地通行権)が認められていますが、実務の売買では通行料の有無やトラブル防止の合意書作成など、非常に高度な調整が必要になる専門用語です。

インスペクション(建物状況調査)

専門の建築士が、家の基礎や外壁のひび割れ、雨漏りの有無などを客観的に検査することです。売却前にこれを行うことで、買い手様に「安心な家」としてアピールしやすくなります。

か行

買付申込書

買い手様が「この家をこの金額で買いたいです」と、売り手様に向けて正式に意思表示をするための書類のことです。これを提出してから、具体的な価格交渉や契約日の調整がスタートします。

買い取り保証

一定期間内に仲介で売りに出しても家が売れなかった場合、あらかじめ決めていた価格で不動産会社が確実に買い取るという約束(サービス)のことです。「いつまでに売れるか」が確定するため、住み替えの資金計画が立てやすくなります。

解約手付

売買契約を結んだ後から引渡しまでの間に、「やっぱり契約を無かったことにしたい」となった場合、買い手様なら手付金をあきらめ、売り手様なら手付金の倍の額を相手に支払うことで、理由を問わずに契約を解除できる仕組みのことです。

角地

交差点や道路の曲がり角に面している土地のことです。2方向が道路に面しているため、陽当りや風通しが良く、開放感があるため人気が高い土地です。 

建ぺい率と容積率

その土地に対して「どれくらいの大きさの家を建てていいか」を定めた法律のルールのことです。建ぺい率は「真上から見たときの建物の面積」、容積率は「1階と2階を合わせた家全体の床面積」の制限を指します。

現況渡し

家の中に残っている家具や、細かなキズ、設備の不具合などを直さずに、「今あるそのままの状態」で引き渡す契約方法のことです。古い家を売却する際、売り手様に修繕の負担がかからないメリットがあります。

さ行

更地

土地の上に建物(古い家など)が一切なく、借地権などの権利も設定されていない、すぐに新しい家を建てられる状態の土地のことです。 

私道

国や市が管理している道路(公道)ではなく、個人や周りの住民、会社などが所有・管理している道路のことです。通行や掘削(配管工事など)の際に所有者の承諾が必要になる場合があります。

司法書士

家や土地を売買した際に、法務局へ「この家は私のものです」と記録を書き換える「登記手続き」を代行してくれる法律の専門家です。

諸費用

物件そのものの代金とは別に、売買の手続きにかかる税金や手数料などの「まとまった雑費」のことです。売却のときはおよそ物件価格の4〜6%、購入のときはおよそ6〜10%が目安になります。

新築と中古

「新築」とは、完成してから1年未満で、かつ一度も誰も住んだことがない物件のことです。完成から1年以上経っているか、1日でも誰かが住んだ場合は「中古物件」になります。

重要事項説明

売買契約を結ぶ前に、国家資格を持つ「宅地建物取引士」が、買い手様に対して物件の詳しい状態や法律上の制限などを書類(重要事項説明書)で説明することです。トラブルを防ぐためのとても大切な手続きです。

譲渡所得

不動産を売却したことによって得られた「利益」のことです。「売却した価格」から「その家を買った時の価格」と「売却にかかった費用」を差し引いて計算します。この利益に対して税金がかかります。

成約価格

不動産の売り出し価格ではなく、買い手様との交渉がまとまり「実際にいくらで売買契約を結んだか」という最終的な本当の取引価格のことです。近所の成約価格のデータは、家を売る際の最も正しい相場基準になります。

素地

道路の舗装や水道・ガスの引き込み、区画分けなどの「宅地造成工事」が一切行われていない、手つかずのままの土地(農地、山林、原野など)のことです。不動産会社が大きな分譲地を開発する際、業者間で「あのエリアの素地を坪〇万で仕入れた」といった実務の現場でよく使われるプロ用語です。

た行

調停条項

土地の境界トラブルや、離婚・相続に伴う不動産売却などで裁判所の「調停」を行った際、お互いが合意した内容をまとめた決定事項のことです。この条項が書かれた書面は裁判の判決と同じ非常に強い法的な効力を持つため、これに基づいて不動産会社が売却の手続きを安全に進めるための極めて重要な書類となります。

坪単価

土地や建物の「1坪(約3.3平米/畳2枚分)」あたりの価格のことです。物件全体の価格を坪数で割ることで計算でき、そのエリアの相場を比較する際によく使われます。

抵当権

住宅ローンなどを借りる際、銀行が家と土地に設定する「担保(権利)」のことです。ローンを返済できなくなった場合に銀行がその物件を差し押さえることができる権利で、家を売却する際にはこの権利を完全に消す(抹消する)必要があります。

手付金

売買契約を結ぶ際に、買い手様から売り手様へ「契約の証拠」として支払われるお金のことです。一般的には売買価格の5%〜10%程度が目安で、最終的には購入代金の一部に充てられます。

登記簿

その家や土地が「どこにあって、どれくらいの広さで、誰のものなのか」が法務局に公式に記録されているデータの帳簿のことです。

な行

内覧

購入を検討しているお客様が、実際に物件の室内や周辺環境を見学することです。住みながら売却する場合は、スケジュールを合わせて買い手様を室内へご案内することになります。

任意売却

住宅ローンの返済が難しくなった際、銀行(金融機関)の合意を得て、競売(オークション)にかけられる前に自分の意思で一般市場に売却する手続きのことです。

乗換え

お客様がすでに他社と売却の「媒介契約」を結んでいる最中に、その会社に不満があるなどの理由で、契約期間の途中、または満了後に別の不動産会社(当社など)に依頼を切り替えることです。実務上は、前社への違約金トラブルなどが発生しないよう、ベテランの営業マンが最も慎重に法的なルールを確認しながら進める手続きです。

は行

旗竿地

道路に接する出入り口(通路部分)が細長く、その奥にまとまった敷地がある、まるで「旗」のような形をした土地のことです。道路から少し奥まった場所にあるため、静かでプライバシーが守られやすい、価格が相場より手頃といったメリットがあります。

媒介契約

不動産会社に物件の売却や購入のサポートを正式に依頼する契約のことです。「専属専任」「専任」「一般」の3種類があり、売却活動の進め方によって選ぶことができます。

売却査定

不動産会社が物件の状態や周辺の取引事例を調査し、「今売り出したら、いくらで売れそうか」の予想価格を算出することです。机の上だけで計算する「簡易査定」と、現地を見る「訪問査定」があります。 

平屋

2階建てや3階建てではなく、1階建て(平屋建て)の住宅のことです。階段の上り下りがないため、小さなお子様がいるご家庭やシニア層に今とても人気があります。

ま行

間取りの記号(LDK・Sなど)

間取り図でよく見るアルファベットの略称です。「L」はリビング(居間)、「D」はダイニング(食事スペース)、「K」はキッチン(台所)、「S(または納戸)」は窓が小さく建築基準法で部屋と認められない収納スペースなどを指します。

免責

家を引き渡した後に、雨漏りなどの隠れた欠陥(契約不適合)が見つかっても、売り手様は直す責任(お金の負担)を負わなくていいという契約上の約束のことです。古い家を安心して売るための大切な特約です。

木造とRC造

建物の骨組みの種類のことで、「木造」は木を使った温かみのある家です。「RC造(鉄筋コンクリート造)」は鉄筋とコンクリートを組み合わせた、マンションなどに多い頑丈で火事や地震に強い建物のことです。

や行

床面積

建物の各階(1階、2階など)の壁の中心線で囲まれた、室内の広さ(面積)のことです。バルコニーや、天井が低いロフトなどは原則として床面積には含まれません。 

ら行

リノベ済み物件

不動産会社などが古い中古住宅を買い取り、壁紙だけでなく、最新のシステムキッチンやユニットバスへの交換、間取り変更などを行って「新築のように綺麗にしてから売り出している」物件のことです。

リノベーション

中古物件に対して、壁紙の張り替えなどの「修繕(リフォーム)」にとどまらず、間取りの変更や配管の交換などを行い、新築時以上の価値や暮らしやすさをプラスする大規模な工事のことです。

リフォーム

古くなったキッチンやお風呂を新しくしたり、汚れた壁紙を張り替えたりして、傷んだ家を「新築に近い綺麗な状態に戻す(修繕する)」工事のことです。

ローン特例

売買契約を結んだ後、買い手様が銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった場合、契約を違約金なしで「白紙(なかったこと)」に戻せるという、買い手様を守るための大切な約束(条項)のことです。